子ども同士のトラブル対応は “待つ” が正解

発達の凸凹な子どもたち

〜 仲間づくりを育てる関わり方3選 〜
【全6回シリーズ・子どもとの関わり方】第2期 第5回


こんにちは、よっちゃんです。

【結論】子ども同士の関係は “教える” より “待つ” で育つ

子ども同士のトラブルが起きたとき、
すぐに止めることは、確かに場を整えます。

しかし本当に育てたいのは、
“ルールを守る力” ではなく、”関係をつくる力” です。

そのために必要なことは…、

 ✔︎ この記事で分かること 
  1. 少し待つこと
  2. 答えを教えないこと
  3. 支え合う関係をつくること

この記事では、30年以上の現場経験をもとに、

子ども同士の安心と仲間づくりを育てる関わり方を、
実践と心理学の両面からお伝えします。

11〜16分

▶︎ 子どもと「どう関わればいいのか分からない…」
 そう感じている方は、まずこちらを読んでみてください。

▶︎ この記事は、30年以上、4歳児から高齢者まで指導してきた現場経験をもとに書いています。


ある日のこと。
チームでボール遊びをしていたとき、ひとりの子が順番を抜かしました。

「ズルい!」

すぐに声が上がり、場の空気が張りつめます。

あなたなら、このときどうしますか?

昔の私は、すぐに注意していました。
「順番守ろうね」と。


でもその日は、少しだけ待ってみたんです。

すると、隣の子がぽつりとこう言いました。

「○○さん、早くやりたかったんだよね?」

その子は小さくうなずき、
「うん…ごめん」とつぶやきました。

その瞬間、空気がふっとやわらぎました。

よっちゃん
よっちゃん

そのとき私は気づきました。

子どもたちは、自分たちで関係をつくる力を持っている と。


▶︎ 関連する内容として、こちらもおすすめです。

▶︎ 同じような場面で悩みながらも見えてきたことを、
 こちらで詳しく書いています。


自分で気づく力(自己調整)が育つ

すぐに注意されると、子どもは
“怒られない行動” を覚えます。

でも、少し待つと…

  • 自分で気づく
  • 相手の気持ちを考える
  • 自分の言葉で謝る

つまり、内側から行動が変わる のです。


“関係の修復” を経験できる

集団には必ず衝突が起きます。
大切なのは、その後です。

  • 自分たちで修復した
  • 強制ではなく自然だった

この経験が、関係を強くします。


集団全体が成長する

この場面で育ったのは、当事者だけではありません。

  • 怒りを表現した子
  • 気持ちを代弁した子
  • 空気を感じた子

全員が “関係をつくる力” を学んでいます。


つい私たちは、正解を教えたくなります。

でも、それは、
👉 “考えなくてもいい環境” をつくることにもなります。

そこで、少し待ちます。

すると、子どもは
“答え” ではなく “考え方” を学びます。


▶︎ 少し視点は変わりますが、こちらの記事もヒントになります。


実際に起きた3つの変化

  • ルールを子ども同士で調整した
  • 仲間の特性を自然に理解した
  • 自分の言葉で謝るようになった

これはすべて、
“教えなかった” から起きた変化 です。


優しさのつもりで「やってあげる」こと。
でもそこに、無意識の “上下関係” が生まれることがあります。

だから私は、こう声をかけます。

「ありがとう。でも、本人はどうしたいかな?」

すると子どもは、自分で選びます。

  • 手伝ってもらう
  • 自分でやる

この選択が、
👉 自律性
👉 自己肯定感
👉 対等な関係

を育てます。


最近、こんな場面が増えました。

  • 転んだ子に「大丈夫?」と手が伸びる
  • 順番が苦手な子に「一緒にやろう」と声をかける
  • 失敗した子に自然と「ドンマイ」が出る

私は、ほとんど何もしていません。

でも確実に言えるのは、
空気は育っている ということです。


▶︎ もしよければ、こちらの記事も参考にしてみてください。


「やさしくしなさい」と言っても、
やさしさは育ちません。

でも、

  • 待つ
  • 尊重する
  • 支え合う

これを積み重ねると、ある日ふと、
子どもたちが自然に動き始めます。

それが、”文化” です。


子ども同士の関係を育てるために、
今日からできることはシンプルです。

  1. すぐに止める前に “少し待つ”
     → 修復の芽があるかを見る
  2. 答えを言わず “問いを残す”
     → 「どうしたらいいと思う?」
  3. いい関わりを見逃さず価値づける
     → 「今のやり取り、よかったね」

子ども同士の関係は、
大人が整えるものではありません。

  1. 待つこと
  2. 信じること
  3. そして、必要なときだけ支えること

その積み重ねの中で、
子どもたちは自分たちの力でつながり始めます。


「ズルい!」の中にある気持ち。
「一緒にやろう」の優しさ。

その一つひとつが、教室のあたたかさになります。

だからこそ…

関係は、教えるものではなく、育つもの。

そしてその土台は、
あなたの “少し待つ勇気” がつくっています。


👉 結論:子ども同士の関係は “教える” より “待つ” で育つ


そのために大切なのはこの3つです。

  1. 少し待つこと
  2. 答えを教えないこと
  3. 支え合う関係をつくること

▶︎ この記事のコラムも、
 ぜひ、あわせて読んでみてください。


この続きは、次の記事でさらに深くお伝えします。

次回(第6回・最終回)は、

“安心を未来へ・学びを広げる、つないでいく”。

子どもたちとの日々を通して得た気づきを、
これからの指導者や地域にどう広げていくのか。

第2シリーズを締めくくる “未来へのまなざし” をお届けします。

▶︎ ここまで読んでくださった方には、
 ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。


このブログでは、

現場での気づきや改善の工夫、
子どもたちとの温かいやり取りを通して、

“寄り添う指導”寄り添う指導” のあり方や、
“寄り添う関わり方” を考えていきます。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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