負けて荒れる子はどう伸ばす?ADHDの特性を踏まえた運動指導の工夫

見え方が変わる

『 子どもは、受け止められた分だけ強くなる! 』
〜 見え方がかなり変わる (12)〜


試合に負けた瞬間、泣き出したり、怒ったり、動けなくなってしまう子がいます。

「勝ち負けだから仕方ない…」
そう思いながらも、“どう関わればいいのか悩む” 場面は少なくありません。

実は、こうした子どもの姿の背景には、
ADHDの特性である “感情の調整の難しさ” が関係していることがあるんです。

👉 それは、”わがまま” でも “甘え” でもなく、気持ちをうまく止められない状態なんです。

そこで今回は、運動指導の現場で実際に起こる場面をもとに、

  • なぜ負けると崩れるのか?
  • どのように関わればよいのか?
  • 現場ですぐ使える具体的な対応は?

を分かりやすくお話ししていきます。

10〜14分

▶︎ 人は、何歳になっても学び直せます。
 私は30年以上現場で指導していますが、子どもに対する見方を間違えていた時期がありました。


よっちゃん
よっちゃん

運動指導の現場で、
多くの指導者が一番悩むのが、負けたときに崩れる子です。

  • 泣く
  • 怒る
  • 用具を投げる
  • 競技をやめてしまう

こうした反応は、特にADHDの特性を持つ子に見られます。

👉 これは “わがまま” ではなく、感情調整 (感情のブレーキ) の難しさが関係しています。


ADHDの子は、

  • 勝敗に強く反応する
  • 衝動的に感情が出る
  • 気持ちの切り替えに時間がかかる

という傾向があります。

👉 負けた瞬間に脳の中では、”悔しい” より先に “爆発が起きる” ことがあります。

よっちゃん
よっちゃん

つまり、負け → 感情爆発 → 行動 という流れなんですね。

👉 なので指導のポイントは、”爆発を止める” のではなく “爆発の前後を整える” こと。


実は、この段階が一番効果があります。


勝敗の意味を先に伝える

👉 例えば、「今日は勝ち負けもあるけど、挑戦する姿勢を見る試合だよ…」
 と、その子に伝えておく。

勝敗だけに意識が集中すると、『負け = 自分の否定』になりやすくなるからです。


別の評価軸をつくる

👉 例えば、「今日はチーム戦だから、みんなで力を合わせる試合だよ…」
 と、全員に伝えておく。

  • 一人一人が、毎回全力でダッシュする
  • 1回のシュートより、何回もナイスパスを出す
  • 大きな声出しによって、みんなを元気づける

など、”勝敗以外の成功” を用意しておくことです。


終わり方を予告する

ADHDの特徴として、終わりの瞬間の感情で崩れる子が多く存在します。

👉 例えば、試合が終わったら、

  1. 握手をする
  2. タオルで汗を拭く
  3. お水休憩をとる

このように、終了の流れを決めておくと安定します。


ここで一番大切なのは、長い説教をしないことです。
感情が高ぶっているときに、言葉はほとんど耳に入りません。


声かけの基本

  • 短く
  • 低く
  • ゆっくり

例えば、

  • 「悔しいね」
  • 「今は休もう」

👉 まずは、感情を否定しないことが大事です。


クールダウンの仕組み

現場では、”公式のクールダウン場所をつくる” と効果があります。

👉 例えば、

  • マットの端
  • コーンで囲った場所

そこを、
誰でも使える “落ち着く場所” として告知しておきます。

👉 罰ではなく “整える場所” です。


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ここで大事なのは、行動を責めないこと。

👉 例えば、

❌ 「なんで怒ったの?」

⭕ 「悔しかったね」
⭕ 「次どうする?」

“次に向かう言葉” が大切なんです。


実は大事な指導の工夫

ADHDの子は “勝敗の頻度が高すぎる競技” は、崩れやすくなります。

👉 例えば、

  • 毎回勝敗がつくゲーム
  • 個人対決

よりも、

  • チーム協力型
  • ミッション型

の方が安定します。

例えば、「何回パスが続くか挑戦!」など、が良いですね。


指導者が覚えておきたいこと

  1. 負けて崩れる子は、実は “本気でやっている子” なんです
  2. 悔しさを感じるほど、”勝ちたい気持ち” があります
  3. そのエネルギーを、”壊さずに育てること” が指導のポイントです

多くの指導者が次のように言います。
「怒らなくなったら、崩れなくなった」

👉 子どもは、感情を受け止めてくれる場所によって、
  少しずつ自分から整えるようになっていくんですね。


👉 負けて崩れる子は “困った子” ではなく、それだけ “本気で取り組んでいる子” なんです。
  その強い気持ちは、うまく育てれば “大きな力” になります。

大切なのは…、
感情を押さえつけることではなく、整える方法を一緒に育てていくことです。

そしてその第一歩は、大人が感情を受け止めることから始まります。

悔しさを安心して出せる場所で、
子どもは少しずつ、自分で気持ちを整える力を身につけていきます。

👉 運動の場は、”勝ち負けを学ぶ場所”
  であると同時に、”感情と向き合う力を育てる場所” でもあるんです。


この続きは、次の記事でさらに深くお伝えします。

次回は、只今準備中です。しばらくお待ちください。


😊 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


▶︎ ここまで読んでくださった方には、ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。

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只今準備中です。しばらくお待ちください。


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