負けて荒れる子はどう伸ばす?ADHDの特性を踏まえた運動指導の工夫

見え方が変わる

『 子どもは、受け止められた分だけ強くなる! 』
〜 見え方がかなり変わる (7)〜


試合に負けた瞬間、泣き出したり、怒ったり、動けなくなってしまう子がいます。

「勝ち負けだから仕方ない」

そう思いながらも、どう 関わればいいのか 悩む場面は少なくありません。

実は、こうした子どもの姿の背景には、

ADHDの特性である 感情の調整の難しさ が関係していることがあるんです。

それは、わがまま でも 甘え でもなく、気持ちをうまく止められない状態 なんです。

そこで今回は、運動指導の現場で実際に起こる場面をもとに、

  • なぜ負けると崩れるのか?
  • どのように関わればよいのか?
  • 現場ですぐ使える具体的な対応は?

を分かりやすくお話ししていきます。

10〜14分

▶︎ この記事は、30年以上、4歳児から高齢者まで指導してきた現場経験をもとに書いています。


運動指導の現場で、多くの指導者が一番悩むのが、

よっちゃん
よっちゃん

負けたときに 崩れる子 です。

  • 泣く
  • 怒る
  • 用具を投げる
  • 競技をやめてしまう

こうした反応は、特に ADHDの特性 を持つ子に見られます。

👉 これは わがまま ではなく、感情調整(感情のブレーキ)の難しさ が関係しているんです。


ADHDの子は、

  • 勝敗に強く反応する
  • 衝動的に感情が出る
  • 気持ちの切り替えに時間がかかる

という傾向があります。

負けた瞬間、脳の中では 悔しい より先に 爆発 が起きることがあるんです。

よっちゃん
よっちゃん

つまり、負け → 感情爆発 → 行動 という流れなんですね。

👉 なので指導のポイントは、爆発を止める のではなく、爆発の前後を整える ことです。


👉 実は、この段階が一番 効果 があります。


勝敗の意味を先に伝える

例えば、

👉 「今日は勝ち負けもあるけど、挑戦する 姿勢見る 試合だよ」

 と、その子に伝えておく。

よっちゃん
よっちゃん

勝敗だけに意識が集中すると、負け = 自分の否定 になりやすくなるからです。


別の評価軸をつくる

例えば、

👉 「今日はチーム戦だから、みんなで 合わせる 試合だよ」

 と、全員に伝えておく。

  • 一人一人が、全力ダッシュする
  • 1回のシュートより、何回もナイスパスを出す
  • 声出しによって、みんなを元気づける

など、勝敗以外の成功 を用意しておくことです。


終わり方を予告する

👉 ADHDの特徴として、終わりの瞬間の 感情 崩れる 子が多く存在します。

例えば、試合が終わったら、

  1. 握手をする
  2. タオルで汗を拭く
  3. お水休憩をとる

このように 終了の流れを決めておく と安定しますよ。


👉 ここで一番 大切 なのは、長い説教 をしないことです。

感情が高ぶっているときに、言葉はほとんど耳に入りません。


声かけの基本

  • 短く
  • 低く
  • ゆっくり

例えば、

  • 「悔しいね」
  • 「今は休もう」

👉 まずは、感情 否定 しないことが大事です。


👉 現場では、公式のクールダウン場所 をつくると効果があります。

例えば、

  • マットの端
  • コーンで囲った場所

そこを 落ち着くスペース として 告知 しておきます。

👉 罰ではなく 整える場所 なんです。


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👉 ここで大事なのは 行動責めない ことです。

例えば、

❌ 「なんで怒ったの?」

「悔しかったね」
「次どうする?」

次に向かう 言葉 が大切なんですね。


👉 ADHDの子は 勝敗の頻度 が高すぎる競技は、崩れやすくなります。

例えば、

  • 毎回勝敗がつくゲーム
  • 個人対決

よりも、

  • チーム協力型
  • ミッション型

の方が安定します。

例えば、「何回パスが続くか挑戦!」など、が良いですね・


  1. 負けて崩れる子は、実は 本気でやっている子 なんです
  2. 悔しさを感じるほど、勝ちたい気持ち があります
  3. そのエネルギーを 壊さずに育てる ことが指導の ポイント です

多くの指導者が次のように言います。

👉 「怒らなく なったら、崩れなく なった」

子どもは、感情を受け止めて くれる場所によって、少しずつ自分から 整える ようになっていくんです。


負けて崩れる子は 困った子 ではなく、それだけ 本気取り組んで いる子なんです。

その強い気持ちは、うまく育てれば 大きな力 になります。

大切なのは、感情を 押さえつける ことではなく、整える方法を一緒に 育てていく ことなんです。

そしてその第一歩は、大人 が感情を 受け止める ことから始まります。

悔しさ安心して 出せる場所で、子どもは少しずつ、自分で気持ちを 整える力 を身につけていきます。

よっちゃん
よっちゃん

運動の場は、勝ち負けを学ぶ場所 であると同時に
感情と向き合う力を育てる場所 でもあるんですね。


この続きは、次の記事でさらに深くお伝えします。

次回は、“なぜ発達特性のある子はルールにこだわるのか?” をお話しします。

一見すると “落ち着きがない、指示が通りにくい、自由すぎる”。
そんな印象を持たれることもある発達特性のある子どもたち。

しかし、現場で関わり続けていると、まったく逆の姿に気づくことがあります。

ここを知ることで、あなたの指導の見え方もかなり深くなります。


😊 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


▶︎ ここまで読んでくださった方には、ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。


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