子ども同士のトラブル対応は”待つ”が正解|仲間づくりを育てる関わり方3選

発達の凸凹な子どもたち

〜 子ども同士の安心と、仲間づくり支援とは? 〜
【全6回シリーズ・子どもとの関わり方】第2期 第5回


👉 結論:子ども同士の関係は “教える” より “待つこと で、育ちます。

子ども同士のトラブルが起きたとき、すぐに止めることは、確かに場を整えます。

しかし本当に育てたいのは、ルールを守る力 ではなく、関係をつくる力 です。

そのために必要なことは…、

 ✔︎ この記事を読んで分かること 
  1. 少し待つこと
  2. 答えを教えないこと
  3. 支え合う関係をつくること

この記事では、30年以上の現場経験をもとに、
子ども同士の安心と仲間づくりを育てる関わり方を、実践と心理学の両面からお伝えします。

11〜17分

▶︎ 今回の記事はシリーズの一部です。全体の考え方をまとめて読みたい方はこちら👇


▶︎ この記事は、30年以上、4歳児から高齢者まで指導してきた現場経験をもとに書いています。


ある日のこと。
チームでボール遊びをしていたとき、ひとりの男の子が順番を抜かしました。

「ズルい!」
すぐに声が上がり、場の空気が張りつめました。

あなたなら、このときどうしますか?
昔の私だったら、すぐに注意していました。

「順番守ろうね」と。


でもその日は、少しだけ待ってみたんです。
すると、隣の子がぽつりとこう言いました。

「○○さん、早くボールをやりたかったんだよね?」

その男の子は小さくうなずき、
「うん…ごめんね」とつぶやきました。

その瞬間、空気がふっとやわらぎました。

よっちゃん
よっちゃん

そのとき私は気づきました。

👉 子どもたちは、自分たちで 関係をつくる力 を持っている、と。


▶︎ 関連する内容として、こちらの記事も参考にしてみてください。


▶︎ 同じような場面で悩みながらも見えてきたことを、こちらでも詳しく書いています。


自分で気づく力(自己調整)が育つ

👉 すぐに注意されると、子どもは “怒られない行動 を覚えてしまいます。

でも、少し待つと…

  • 自分で気づく
  • 相手の気持ちを考える
  • 自分の言葉で謝る

👉 つまり、内側から行動が変わる のです。


“関係の修復” を経験できる

集団には必ず衝突が起きます。
大切なのは、その後です。

  • 自分たちで修復した
  • 強制ではなく自然だった

👉 この経験が、関係を強く してくれるんです。


集団全体が成長する

この場面で育ったのは、当事者だけではありません。

  • 怒りを表現した子
  • 気持ちを代弁した子
  • 空気を感じた子

👉 全員が、関係をつくる力 を学んでいるんです。


つい私たちは、正解を教えたくなります。

でも、それは、
👉 考えなくてもいい環境 をつくることにもなります。

よっちゃん
よっちゃん

そこで、少しだけ待ちます。

すると子どもは、答え ではなく 考え方 を学ぶんですね。


▶︎ 少し視点は変わりますが、こちらの記事もヒントになります。


実際に起きた3つの変化

  • ルールを子ども同士で調整した
  • 仲間の特性を自然に理解した
  • 自分の言葉で謝るようになった

👉 これはすべて、教えなかった から起きた変化です。


優しさのつもりで やってあげること、ってありますよね?
でもそこには、無意識の上下関係 が生まれることがあります。

よっちゃん
よっちゃん

私はそのようなときには、こう声をかけます。

「ありがとう。でも、本人はどうしたいかな?」

すると子どもは、自分で選びます。

  • 手伝ってもらう
  • 自分でやる

この選択が、

  • 自律性
  • 自己肯定感
  • 対等な関係

を、育てていくんですね。


最近、こんな場面が増えてきました。

  • 転んだ子に「大丈夫?」と手が伸びる
  • 順番が苦手な子に「一緒にやろう」と声をかける
  • 失敗した子に自然と「ドンマイ」が出る

私は、ほとんど何もしていません。

👉 でも確実に言えるのは、”空気は育っている ということです。


▶︎ もしよければ、こちらの記事も参考にしてみてください。


「やさしくしなさい」
と言っても、やさしさは育ちません。

でも、

  • 少し待つ
  • 相手を尊重する
  • みんなで支え合う

これらを積み重ねると、ある日ふと、子どもたちが自然に動き始めます。

👉 これそれが、文化 なんです。


よっちゃん
よっちゃん

子ども同士の 関係を育てる ために、今日からできることはシンプルです。

  1. ✔︎ すぐに止める前に “少し待つ”
      → 修復の芽があるかを見る
  2. ✔︎ 答えを言わず “問いを残す”
      → 「どうしたらいいと思う?」
  3. ✔︎ いい関わりを見逃さず価値づける
      → 「今のやり取り、よかったね」

👉 子ども同士の関係は、大人が整えるものではありません

  1. まず、待つこと
  2. 次に、信じること
  3. そして、必要なときだけ支えること

その 積み重ね の中で、子どもたちは 自分たちの力で つながり始めるんです。


「ズルい!」の中にある 気持ち

「一緒にやろう」の 優しさ

その一つひとつが、教室のあたたかさ になります。

だからこそ…

👉 関係は、教えるもの ではなく、育つもの なんです。

そしてその土台は、あなたの 少し待つ勇気 が、つくっているんです。


  1. ✔︎ 少し待つこと
  2. ✔︎ 答えを教えないこと
  3. ✔︎ 支え合う関係をつくること

この3つを、忘れないでくださいね。


この続きは、次の記事でさらに深くお伝えします。

次回(第6回・最終回)は、

『安心を未来へ・学びを広げる、つないでいく』

子どもたちとの日々を通して得た気づきを、これからの指導者や地域にどう広げていくのか。
第2期を締めくくる “未来へのまなざし” をお届けします。

▶︎ ここまで読んでくださった方には、ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。


▶︎ 今回の記事のコラムも、ぜひ、あわせて読んでみてください。


このブログでは、

現場での気づきや改善の工夫、子どもたちとの温かいやり取りを通して、
“寄り添う指導”寄り添う指導” のあり方や、”寄り添う関わり方” を考えていきます。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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