第2シリーズ第3回記事 コラム

ひとことコラム

〜 よっちゃんの ひとことコラム 〜


現場に立ったばかりの頃、私は “全部自分で見なければ” と思っていました。

子どもが泣けば、すぐに駆け寄る。
トラブルが起きれば、真っ先に声を出す。
場が乱れれば、自分の責任だと感じる。

でも、ある日気づきました。
子どもを支える力は、自分一人の中には無かったのです。


『 一緒に見守る 』だけで変わる

発達特性のある子が活動中に泣き出したとき、私はただ、そばにしゃがんで待ちました。
その間、別の先生が自然に他の子をまとめてくれました。

あとで言われた言葉。
「先生が落ち着いていたから、私も慌てずに済みました。」

そのとき初めて知りました。
安心は、広がるものだということを。


『 呼吸を合わせる3分間 』

私たちは、指導前に3分だけ共有するようになりました。

  • 今日の子どもの様子
  • 誰がどの子を見るか
  • 任せる場面と見守る場面

それだけで、現場の空気は変わりました。
焦りが減り、声が穏やかになり、子どもたちも落ち着いていきました。

支援は “個人技” ではなく、”関係の質” で決まるのだと実感しました。


『 任せる勇気を持つ 』

今の私は、少し離れて見守ることができます。
誰かが子どもに声をかけているのを見て、心の中で「ありがとう」とつぶやけます。

任せることは、手放すことではありません。
信じることです。

指導者同士が対等な安心感を持つとき、子どもたちにも “みんなが見てくれている” という穏やかさが広がります。


『 支え合いは、子どもへの信頼になる 』

保護者の方から、こんな言葉をいただきました。
「先生たち、いつもチームで動いていますね」

その言葉に、胸が熱くなりました。
私たちが信じ合う姿は、子どもへの一貫したまなざしになります。

それは発達心理学でいう、”安心出来る関係性(安定型愛着)” を育てる土台です。


『 指導・支援に悩む、若い(経験の浅い)先生やコーチの方へ 』

“全部出来なくていい”
“全部抱えなくていい”

あなたが安心していること。それが、いちばんの支援です。

チームで育てるということは、子どもを信じる前に、仲間を信じることから始まります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました