子どもが自分で安心できる力とは? “できた”を育てる関わり方3選

発達の凸凹な子どもたち

〜 “安心” は、与えられるものではなく、自分で見つけられる 〜
【全6回シリーズ・子どもとの関わり方】 第1期 第5回


「どうしてできないの?」
「さっき教えたのに…」
「頑張ればできるはずなのに…」

そんなふうに思ってしまったことは、ありませんか?
本当は、責めたいわけじゃない。

ただ、この子にできるようになってほしいだけ。

その気持ちは、とても自然で、まっすぐなものだと思います。
私も、同じでした。


こんにちは、よっちゃんです。

この記事では、子どもが自分で落ち着き、また動き出せるようになるための関わり方、

『 “できた” を育てる3つのステップ』を、具体例とともにお伝えします。

 ✔︎ 結論:この記事で分かること 
  1. 子どもが安心できる “環境、関わり方” を整える
  2. 成功をその場で言葉にすることで “自己肯定感が育つ”
  3. “失敗しても、戻れる” ことを伝える
14〜21分

▶︎ 今回の記事はシリーズの一部です。全体の考え方をまとめて読みたい方はこちらから👇

▶︎ この記事は、30年以上、4歳児から高齢者まで指導してきた現場経験をもとに書いています。


私はこれまで30年以上、運動指導の現場に立ってきました。
4歳の子どもから高齢の方まで、たくさんの方と関わってきました。

その中で、ずっと信じていたことがあります。
それは、“安心は、大人が与えるもの”


環境を整えて、優しく声をかけて、励まして。
そうすれば、子どもは安心して動けるようになる。

そう思っていました。
でも、その考えが変わった瞬間がありました。


ある日の授業中。

ひとりの男の子が、課題がうまくいかずに、
今にも泣き出しそうになっていました。

その姿を見て、私は
声をかけるべきか、励ますべきか、一瞬迷いました。

でも、その日は、今までとは違う言葉掛けを選びました。

「どうしたいのかな?」

男の子は、すぐには答えませんでした。
少し考えて、小さな声で言いました。

「……お水が、飲みたい」

私は、「いいね、それがいいね」とだけ伝えました。


男の子は水を飲み、戻ってきて、
何事もなかったかのように、また動き始めました。

その背中を見ながら、ふと感じたのです。

“ああ、この子は今、自分で戻ってきたんだな”

そのとき、初めて気づきました。

よっちゃん
よっちゃん

安心は、与えるものではなく、”自分で見つけていくもの”、だと。


子どもが “自分で戻れる力” とは何か?

子どもが不安になったとき、崩れたとき。
そのまま終わるのか、もう一度戻ってこられるのか。

この違いは、とても大きいものです。


👉 この “戻る力” は、”自己調整” と呼ばれています。

 でも、難しく考える必要はありません。

👉 シンプルに言えば、”今の自分に気づいて、どうするかを選べる力” です


子どもが変わり始める、たった一つの関わり

👉 結論:それは、「どうしたい?」と聞くこと。

すぐに教えたくなる。
すぐに助けたくなる。

その気持ちを、ほんの少しだけ抑えてください。

そして問いかけます。「どうしたいの?」


このたった一言で、子どもの中に変化が起きます。

  • 考え始める
  • 自分の状態に気づく
  • 小さな選択をする

👉 それが、”安心のスイッチ” を自分で探す時間になります。


うまくいかないときほど、やってしまいがちなこと?

感情が高ぶっている子に対して…、

「落ち着きなさい」
「ちゃんとしなさい」
「深呼吸して」

👉 実はこのとき、子どもは “言葉を処理する余裕がありません”。

よっちゃん
よっちゃん

だからこそ必要なのは、指示ではなく “選択” です。


感情があふれたときの関わり

「今どうしたい?」

  1. 一人になる
  2. ここに座る
  3. 外の空気を吸う

「指さしでもいいよ」


👉 言葉にできなくてもいいんです。選べるだけでいいんです。

その経験が、少しずつ “自分で整えられる感覚” を育てていきます。


子どもが何かをやり終えたときに、つい言ってしまう言葉があります。

「すごいね!」
「えらいね!」

もちろん悪いことではありません。

👉 でも、それだけでは、子どもの中に “何が良かったのか” が残らないんです。


心に残る声かけ

「最後までやるって決めて、やりきったんだね」
「途中でやめたくなったけど、続けるって選んだんだね」

👉 ここで大切なのは、評価ではなく、”事実を一緒に見ること” です。


子ども自身に “できた” を言ってもらう!

さらに大切なのは、ここです。

「今日は何ができたと思う?」

この質問が少し難しい子には、選択肢を。

  1. 「自分でやった」
  2. 「少し手伝ってもらった」
  3. 「ほとんど手伝ってもらった」

👉 自分で言葉にした “できた” は、大人が伝えるよりも、深く残ります。


一番伝えたいこと!

「失敗しても大丈夫!」

あなたも子どもの頃、一度は言われたことがある言葉ではないですか?

でも、子どもにとって本当に必要なのは、失敗しても、戻れるという実感 です。

よっちゃん
よっちゃん

「失敗しても大丈夫」では、足りないんです。


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例えば、怒ってその場を離れてしまったとき。

「なんであんなことしたの!」ではなく、

  • 「戻ってこれたね」
  • 「今ここにいるね」

たったそれだけで、経験の意味が変わります。


途中でやめてしまったとき

「最初からやり直し」ではなく、

  • 「ここまで出来たね」
  • 「続きはどこからやる?」

👉 その一言が、“またやってみよう” につながります。


最初から伝えておくこと

  • 「途中でやめてもいいよ」
  • 「また戻ってきても大丈夫だよ」

👉 逃げ道があるから、人は挑戦できるんです。


大人(指導者・保護者)として、本当に大切なこと!

👉 結論:子どもが “自分で気づく瞬間” を、信じて待つこと。

  • 正解を教えすぎないこと
  • 選べる余地を残すこと
よっちゃん
よっちゃん

そして、できた瞬間を見逃さないこと!


私たちはつい、何かを “与えよう” としてしまいます。

でも本当は、
👉 子どもたちの中にはすでに、”安心につながる力の芽” があります

  • 「どうしたい?」と聞かれたとき
  • 自分で選べたとき
  • 戻ってこられたとき

その一つひとつが、“自分は大丈夫” という感覚を育てていきます。


焦らなくて大丈夫です。
すぐに変わらなくても、大丈夫です。

ある日ふと、自分で立て直している姿に気づく瞬間が来ます。

そのとき、きっと思うはずです。
“この子、自分でできるようになってる”

それは、教えたからではなく。
支配したからでもなく。

👉 信じて、待ったからこそ生まれた力です。


もし今、関わり方に迷っているなら。
ほんの一度だけでいいので、こう聞いてみてください。

「どうしたい?」

そこから、すべてが少しずつ変わり始めますよ。


  1. ✔︎ 子どもが安心できる “環境・関わり方” を整える。
  2. ✔︎ 成功をその場で言葉にすることで “自己肯定感” が育つ。
  3. ✔︎ “失敗しても、戻れる” ことを伝える。

この続きは、次の記事でさらに深くお伝えします。

次回は、

これまでの掲載5回分をひとつの流れとして再構成した、“特別版(シリーズまとめ)記事” で振り返ります。

▶︎ ここまで読んでくださった方には、ぜひ次の記事も読んでいただきたいです。


▶︎ 今回の記事のコラムも、ぜひ、あわせて読んでみてください。

今回の内容が、子どもとの関わり方に悩んでいる先生方や若いコーチの方、
また、保護者のみなさんにも、”ほっとする” 温かいヒントになればと思っています。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


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