プロフィール|運動指導30年以上、子どもたちから学び続ける「よっちゃん」です

14〜22分

「yocchanblog」を訪れてくださり、ありがとうございます。

私は、運動指導の現場に立って30年以上になります。

1989年に保健体育の教員免許を取得し、これまで球技を中心に、スポーツの普及・啓蒙、
一般の方への技術指導、競技選手の育成、専門知識の提供などに携わってきました。

指導してきたのは、4歳の子どもから高齢者の方まで。
長い間、たくさんの人と接してきたからこそ、今になって気づいたことがあります。

それは、「人は、何歳になっても学び続けることが大切なんだ」ということです。


「早く並んで!」と言っていた私

今でも忘れられない出来事があります。

授業が始まる前の整列の時間。
3人の6〜8歳くらいの子どもたちが、荷物置き場からなかなか離れられません。

ほかの子どもたちは、もう整列しています。
私は、「早く並んで!」と、その子たちに大きな声を出しました。

そのうち一人は、私の声を聞くと “固まって” しまいました。

その表情は、今思えば、「ごめんなさい…」「自分は悪いことをしてしまった…」
そんなふうに見えました。

一方、ほかの二人は、特別に行動を早めるわけでもなく、自分のペースで準備を続けていました。
私は、「聞こえていないのかな?」と思いました。

そして、その二人の子どもを、「だらしのない子」「規則を守れない子」
「周りの空気を読めない子」と、どこかで特別視していたのだと思います。

今振り返ると、胸が痛くなります。
あの子たちは、本当に「できない子」だったのでしょうか?

それとも、
私のほうに、その子たちを見るための視点が足りなかったのでしょうか?

この出来事は、私自身の「学び直し」の始まりになりました。


私自身、以前は「早く並んで!」と大きな声を出していました。

その経験から、「なぜこの子は並べないんだろう?」と考えるだけではなく、
「そもそも、なぜ並ぶことが難しいのだろう?」と考えるようになりました。

👉 「並ぶことが難しい子ども」に、どう関わればいいのか?
  https://www.yocchanblog.com/narabu/


子どもたちから教えてもらったこと

その後も、子どもたちと接する中で、何度も考えさせられる場面がありました。

たとえば、テニスの授業。
ある子は、相手から不規則に飛んでくるボールを、いつも全力で追いかけていました。

打ち方は、決して「きれいなフォーム」「標準的なフォーム」とは言えません。
でも、確実に相手のコートへ返球する。

周りの子どもたちは、その全力ダッシュや独特な打ち方を見て笑います。
でも、そこに馬鹿にするような様子はありません。

「すごい!」「さすが○○さん!」そんな言葉が飛び交います。
私は、そんな子どもたちの姿を見て、考えるようになりました。

大人は「正しいやり方」を見てしまう。
でも子どもたちは、「その子ができたこと」を見ているのかもしれない。


私自身が小学生だった頃には、「特別級」と呼ばれる学級がありました。
私の記憶では、1組から8組まであり、8組が一番奥にありました。

普通学級との交流は、ほとんどなかったように思います。
障害のある子どもたちと日常的に接する機会が少なかった。

大人から、「近づかないほうがいい」と言われることもありました。
なぜそう言われていたのか、その本当の理由は、今となっては分かりません。

ただ、当時の私たちには、「知らないから、よく分からない」という距離がありました。
少し悪いことをすると、「8組に行ってもいいの?」そんな言葉が使われることさえありました。

今の子どもたちを見ていると、その違いを感じることがあります。

発達特性のある子が、少し変わった行動をしていても、「変な子」と決めつけるのではなく、
「○○さんって、面白いよね!」「さすが○○さん!」と自然に受け入れている。

また別の、発達特性のある子が荷物をどこに置けばいいのか困っていると、
「ここに置くといいよ」と、誰かしらが自然に声をかける。

そんな姿を、私は何度も見てきました。そして、ふと思ったのです。

もしかすると、子どもたちよりも私たち大人が「昔の普通」を引きずっているのではないだろうか?


指導者も、学び続けなければならない

もちろん、昔の自分を責めたいわけではありません。
その時代には、その時代の考え方がありました。

私自身も、知らなかったのです。だからこそ今、思います。
人は、何歳になっても学べる。

そして、指導者は、一度に30人の子どもを指導するとき、30通りの関わり方を持つべき。
同じ言葉をかけても、伝わる子もいれば、伝わらない子もいます。

すぐに動ける子もいれば、少し時間が必要な子もいます。
大きな声で伝わる子もいれば、静かな声のほうが安心できる子もいます。

だから私は、「どうしてこの子はできないんだろう?」ではなく、
「どうすれば、この子に伝わるんだろう?」と考えることが大事だと思っています。


保護者の方にも、伝えたいことがあります

子どもを育てることも、決して簡単ではありません。

保護者の方は、ご自身の子を育てながら、「これでいいのかな?」
「どうしてうちの子はできないんだろう?」「私の育て方が悪いのかな?」と悩むことがあります。

でも、子どもの成長や発達をすべて一人で理解する必要はありません。
分からないことがあって当然です。

悩んだら、学んでいい。誰かに相談していい。

そして、昨日まで知らなかったことを、今日知ることができれば、それでいいのだと思います。
自分を責めるより、これから一緒に学んでいけばいい。私は、そう考えています。


このブログは、子どもを「正しく育てる方法」を教えるためのサイトではありません。

専門家の説明を一方的に並べるのではなく、私自身が現場で経験したこと。
子どもたちから教えてもらったこと。うまくいかなかったこと。そこから考え直したこと。

そして、今日から試してみることができる小さな工夫。
そんなものを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

読んでくださる方にも、「あ、そういう見方もあるんだ」
と、一つでも新しい発見を持ち帰っていただけたらうれしく思います。


私が大切にしていること

  • 正しさより、安心を。
  • 叱るより、待つ。
  • 導くより、支える。
  • 「できない」ではなく、「まだ途中」。

そして、「伝える」より、「伝わる」関わりを。

子どもが安心できると、少しずつ挑戦できることがあります。
大人が少し見方を変えるだけで、子どもの見える世界が変わることもあります。

だから、このブログでは、子どもを変える前に、大人の私たちが一つ学んでみる。
そんな視点を大切にしていきたいと思っています。


私について

  • 運動指導歴30年以上
  • 1989年 保健体育教員免許取得
  • 球技系を専門とし、普及・啓蒙、一般技術指導、競技選手育成、専門知識の提供などに携わる
  • 4歳の子どもから高齢者まで幅広く指導
  • 児童発達支援士
  • 発達障害コミュニケーションサポーター

子どもたちは、私たち大人が思っている以上に、自然にお互いを受け入れているのかもしれません。
そして、子どもたちと長く関わってきた私自身も、まだまだ学んでいる途中です。

だからこそ、「人は、何歳になっても学ぼう」
この言葉を大切にしながら、これからも現場に立ち続けたいと思っています。

保護者の方も、指導者の方も、「これでいいのかな?」と迷ったときに、
少し立ち止まって、一緒に考えられる場所。

読んだあとに、ほんの少し肩の力が抜ける場所。
そして、子どもとの関わりをもう一度楽しめる場所。

このブログが、そんな場所になればうれしいです。
一緒に学びながら、子どもたちの「できた」を増やしていきましょう。

よっちゃん


▶︎ 「どう関わればいいのか分からない…」。
 そう感じている方は、まずはこちらを読んでみてください。


▶︎ ここから、私の指導は大きく変わっていきました。そのきっかけとなった話はこちらです。


▶︎ 前出2つの記事はシリーズの一部です。全体の考え方をまとめて読みたい方はこちらから👇




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